watanabe

watanabe1  

創業は明治40年(1907年)、初代・渡邉捨吉が下道郡穂井田村(現・倉敷市真備町服部)で造り酒屋を創業。それまでの家業は鍛冶屋だったが、酒株制度が撤廃されたのを機に酒造りを始めた。その後、昭和42年(1967)、ミネラル含有が多く酒造りに適した高梁川の水を確保するために、現在地に移転。現在、ヨイキゲン株式会社を率いるのは渡邉信行社長である。

watanabe2

渡邉社長は関東の大学で経済学を専攻していた。大学時代は海外で働きたいという思いがあり、貿易業への入社を考えていた。しかし、兄や姉が父の仕事を継がないということで、父の仕事を継ぐことを決意し、お酒の勉強ができる酒問屋に入社をする。しかし、コンビニエンスストア部門に配属され、会社が保有するコンビニのスーパーバイザーとして店舗運営の指導を行うことになる。当時、渡邉社長は約15店舗のコンビニ対して商品の配列、新商品の導入など店舗の売上を高めるための指導を3年間行っていた。3年間働いた後、父の会社で働く前に、お酒造りの基礎を学ぶために国税庁の醸造試験所で3ヶ月間勉強をする。

watanabe3

「現在、若者のアルコール離れやアルコール度数の低いお酒が好まれている状況であり、日本酒製造する会社は厳しい環境に直面している。昔は商品を作れば、売れる時代であったが、現在はそうではない。だからこそ、現在はただ商品数を増やすのではなく、売れている商品をより良くすることに力を入れている。さらに、今までは主に小売店に対して販売をしていたのですが、現在は末端のユーザーとコミュニケーションをしながらの直接販売に力を入れている。商品をただ棚に置くだけでは売れない、製造する人の思いを伝えるなど工夫をしないと売れない」と話す。現在は、消費者との交流する機会を増やすために「新酒まつり2013」など自社のお酒や製造している人たちを知ってもらうイベントを自ら開催している。さらに、日本酒だけではなく、岡山県で取れたハッカと焼酎を組み合わせた「日本ハッカ焼酎 末知夢」など新しい商品開発にも力を入れている。今後のイベントや新しい商品が非常に楽しみである。

interviewer_yonekura